画面のこちら側

取り敢えず色々手を出してみる

前回の記事の補足を兼ねた「艦これ」4話までの感想

艦これ」アニメも4話が放送されたので、前回の記事の補足を兼ねて感想をつらつらと書いていく。流石に前回のは酷かったので……。

ネタキャラと化した金剛姉妹

先ずは4話の感想をさらっと書いておこう。4話では金剛姉妹がメインで描かれた。金剛姉妹は戦場で頼れるお姉さん枠かと思いきや、完全なるネタ枠だった。前回までの話を思えば、2次創作を拾っていたので、こんなキャラになるとは想像だにしなかったが、「提督を映さない」という演出なので、こうなっても仕方ないかもしれない。「2次創作を参考にする演出」と「提督を映さない演出」の不協和音という新しい一面が味わえた回だった。

ゲームの科白を喋る艦娘

4話でも艦娘はゲームの科白をこれでもかと喋っていた。ここまでくると、この演出は運営側からの要望だと思われる。ゲームの科白を喋る艦娘がでてきた時、視聴者はどう思うだろうか。ブラウザゲーム艦これ」が本当にアニメになったんだと感慨深くなるかもしれない。原作ネタを入れるのはよくあることだ。だが、配分というものがある。

艦これ」アニメでは喋らせすぎている。艦これアニメの場合、これが通用するのは1話の冒頭ぐらいだろう。「艦これ」アニメでのゲーム科白の多様は、キャラの描き方の雑さを浮き立たせている。いや、これが運営からの要望だと考えると、アニメ制作スタッフの苦悩が見える。あくまでも推測でしかないが、運営側もこんな風になるとは思っていなかっただろう。「たくさんの艦娘がでて、彼女たちがゲームの科白を喋ったらきっと嬉しいですよね」。これぐらいの軽い感じだったと思う。だが、スタッフ側は何とかゲームの科白を喋らせようとしただろう。その結果があれだ。そう思い観ると悲しくなってくる。(でも、金剛のMVP科白を吹雪に向けて喋るのはどうかと思うぞ)

艦これアニメはラブライブ!

4話まで観て「艦これ」アニメは「ラブライブ!」だなと感じた。

ラブライブ!」はキャラアニメであり、ストーリーははっきり言ってない。なので、ストーリーを目当てに観ると耐えられない。「ラブライブ!」はあくまでもキャラを愛でるアニメだ。ストーリーは気にしてはいけない。言い換えれば、好きな娘がいなければ、観ることは出来ないだろう。

艦これ」アニメもそういうところがある。まだ4話なのでなんとも言えないが、キャラアニメの様相を呈している。ストーリーではなく、キャラ一人ひとりに注目して観ると、かなり出来が良いことが分かると思う。しっかりとキャラを立てているのだ。それだけに、ゲームの科白が痛い。この科白一つで全てが台無しになっている印象さえ受ける。

終わりに

終わってみると、前回書いたものより酷くなってしまった。取り急ぎ書いたからということで許してほしい。

前回の記事

「艦これ」アニメ 3話時点でのなんとやら - 画面のこちら側