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画面のこちら側

取り敢えず色々手を出してみる

「劇場版艦これ」の感想的な何か

アニメ 艦これ

 やってみたいなという単純な理由で始めたはてなブログですが、取り敢えずと書いたのが、アニメ「艦隊これくしょん -艦これ-」の適当な感想でした。はてなブログとかもう1年くらい触ってないですし、艦これアニメの感想で何を書いたのかも覚えてないんですが、まぁせっかくなのでということで、「劇場版艦これ」の感想でも書こうかなと。

話の流れを覚えてないので、時系列順に書かれてないかもしれないので、その点は申し訳ありません。気にせず読み進めて下さい。

 

ショートランドに集う艦娘

劇場版艦これの感想と聞いて、最初に浮かぶのは〝雑〟ということですね。それはもう、笑ってしまうほど雑でした。あまりの雑さに、ずっと笑ってました。

劇場版は阿鼻叫喚のイベント「決戦!鉄底海峡を抜けて!」をモチーフにしています。史実で言うと、1942年8月の第一次ソロモン海戦から同年11月の第三次ソロモン海戦でしょうか。

劇中では理由は忘れましたが、艦娘たちはショートランドに集結します。その第一段階として、三川艦隊による深海棲艦への一方的な殺戮を行います。作戦は成功し、その一方的な殺戮の後に、海水の異常変色や不思議な声を観測し、アニメ3話で沈んだはずの駆逐艦如月を回収します。君が沈んだのは3,000kmは離れているウェーク島では????花田大先生の精霊会議がこんな序盤に出てきて戸惑いましたが、これは始まりに過ぎなかったんだと思い知らされることになります。

帰投したショートランドにて、再開を喜ぶ駆逐艦睦月。感動的に見えそうで見えないシーンの裏側で、如月や鉄底海峡の異変について話し合う弩級戦艦や空母の皆々様。特に如月に関しては、最重要機密・D事案に認定されます。そして、ショートランドに集結した艦娘たちは、視聴者へのお披露目のために英気を養うために宴会を開きます。何故かD事案について知っている正規空母瑞鶴に笑いながらも、深海棲艦と艦娘の関係についての話が話されます。ここでも田中Pの異常なまでの瑞鶴好きを見ることができます。正規空母加賀の過去と共に明かされたそれに、睦月は衝撃を受け、正規空母赤城の「如月を救うためには深海棲艦となった彼女を沈めるしかない」という言葉に泣き崩れるます。それを物陰で聞いてしまった如月自身もショックを……そこまで受けてはいませんでしたね。

如月の心情・言動がかなり雑に描かれます。中途半端な発狂しかしないので、もっと発狂させないと、物語としての面白みに掛けるのではと思ってしまいます。特に物語後半において、それは顕著になります。如月に関してはアニメで相当理不尽に叩かれたこともあってか、かなり日和ったマイルドに描かれています。ここが雑な印象を受ける大きな原因かなと思っています。

 

これが主人公力ですよ

軽巡洋艦大淀の事情聴取や二航戦に高速戦艦の調査により、ソロモン海域の鉄底海峡に異変の中心があることが分かります。同心円状に異変の範囲が広がりつつあり、2日だか3日も経たない内に、ショートランド諸島も飲み込まれることが分かります。円の中心では界境トンネルでも開こうとしてるんじゃないか?何の道具もなしに綺麗に正円を書く艦娘を見て、魔法陣が書けるななんて呑気なことを思っていると、同海域では艤装にヒビが入るという危機的な問題が生じます。つまり、同海域では時間が経つと、艦娘はだだの女の子になってしまうわけです。……駆逐艦吹雪を除いては。

吹雪だけがなぜ、無事なのか。その謎を解くために、調査隊一航戦は南米に吹雪の元へ向かいます。一航戦、主に加賀のきつい尋問に戸惑う吹雪。貴女の前の所属は? そこの指揮官は? 秘書官は? 本当に提督と初めて会ったの? すいません、覚えていません……。秘書官は扶桑山城(原作ブラウザゲームの艦娘紹介で「憧れは〝先輩の〟扶桑山城姉妹」と答えている)で、提督とは夢の中で会ってるでしょ。

結局、なぜ吹雪の艤装にヒビが入らないのかは明かされませんが、これが主人公力ですよ。主人公は絶対無敵、豪運最強と相場が決まってますからね。下手な理屈はいりません。

 

助けに来たよ、睦月ちゃん

さて、艤装に関して、具体的な策もないまま、ソロモン海域の深海棲艦及び異変の発生源の殲滅作戦が開始されます。ショートランドに停留している全艦娘による総力戦であり、惜しげもなく艦娘を出してきます。アニメでは観られなかった嫁艦を観られて、喜んだ提督も多かったことでしょう。しかし、あんなに映っていたのに科白がなかった艦娘がいたのは可哀想でした。科白がないなら、出さなければ良かったのに。ソロモンの鬼神も泣いてるぞ。

出撃直前のシーンで、田中Pの異常なまでの瑞鶴好きと中途半端な如月を観せられます。あれでは引きこもりの厨二病患者にしか見えません。

ただ、戦闘シーンは凄かったですね。笑いどころしかなかった劇場版の唯一の見せ場です。戦闘シーンにリソースを割きすぎたのか、一部の波のシーンがちょっと……となってたくらいですから。ここばかりは、劇場でその凄さを体験して欲しいぐらいです。

件の艤装問題もたいしたことなく、作戦は進んでいきます。なにせどの程度の時間が経つとヒビが入るのかが明かされてないので、好きなタイミングでヒビを入れることができますからね。割りと直ぐ入る娘(高速戦艦)も入れば、忘れた頃に入る娘(主人公と同じ艦隊に配属された艦娘)もいました。制作側の匙加減なので、絶体絶命の演出にも使えやしない。こういうとろも雑な印象を受けるところです。設定が甘いのではと思わざるを得ません。

超弩級戦艦や高速戦艦を軸とした突入部隊も、深海棲艦からの執拗なまでの打撃を受け、壊滅状態になります。劇冒頭での三川艦隊による一方的な殺戮のお返しと言わんばかりの猛攻は、正に蹂躙と言っていいでしょう。特に睦月が受けたそれは、あまりにもあまりに過ぎていて最高でした。制作陣にいい趣味してる人がいますね。会ってお礼が言いたいぐらいです。

この睦月のピンチ颯爽と現れたのがフェブラリー仮面如月です。半分以上深海棲艦となりながらも、大親友の睦月を助けるシーンは感動的に……なるはずだったのでしょう。これまでの描写で、如月が深海棲艦と艦娘の間で揺れるシーンが描かれなかったため、特に何とも思わないんですよ。一応、深海棲艦になりかけてる自分を見て恐怖を覚えたり、泊地施設を砲撃するシーンがあったりするんですが、なにせ中途半端なものですから、彼女の苦しみが伝わってこないんですよ。

少し前に中途半端な発狂と言ったのはこういうところで、テンポや上映時間の問題もあるんでしょうが、適当すぎるんですよね。これでは、深海棲艦になりかけている如月が艦娘である睦月を助ける辛さが伝わってこない。日和っているとしか言いようがない。如月は最後、沈む際に「みんなのことを傷つけたくなかった」と言うわけですが、彼女は誰も撃ってないんですよ。撃ったのは泊地施設と深海棲艦だけ。「みんなのことを傷つけてしまう前に」だったら、まだ分かるんですが。お話の主眼が如月に置かれている以上、もっと残酷にしたほうが良かったと、すべきではなかったのかと思います。

 

怨霊の怨念が爆発する鉄底海峡

超弩級戦艦や高速戦艦の屍を超えて、吹雪はソロモン海域の中心部に突入します。一連の異変の発生源を殲滅するために。

そこにいたのは、門番と暗黒天使田中Pでした。田中Pは2013年のインタビューで次のように答えています。

実は「艦これ」は,最初はほとんど自分の趣味の企画といってもいい存在だったんです。旧軍の要港があった街や,奮戦して壮烈に,あるいは誰も見ていないところで悲しく沈んでいった艦艇を何らかの形で紹介し,一瞬でもいいからみんなで共有できるようなものを作りたいというのが,そもそもの発端でした。

 

www.4gamer.net

ソロモン海域中心部において、吹雪が邂逅した深海棲艦が吹雪に語りかける科白は、この田中Pの思いを代弁しています。それは正に田中Pの怨念と言っても過言ではないでしょう。艦艇を美少女化してまでも伝えたかった思いが、怨念となって視聴者に訴えかけてくるわけです。

申し訳ないですが、この怨霊の怨念で大爆笑してしまいました。怨念をあそこまで直接的に言われてしまうと、笑ってしまいますね。もう少し濁したり、匂わせたりして、感じ取って下さいと描くと思っていたので、まさかあんなに正直に言われてしまうと、笑いが止まりませんでした。吹雪のCVが上坂すみれさんで良かったです。斎藤千和さんだったら、ただでさえまど○ギ臭が強いのにますます強くなって、声を出して笑っていたと思うので。

そして、怨念を無事成仏させたところで、アニメのOPがほんの少しだけ流れて、主題歌と共にエンドロールが流れます。まぁ、ここで終わってくれればよかったんですが、エンドロール後に蛇足も蛇足が待っていました。

二度目の精霊会議による如月の復活です。アニメでの理不尽な批判が本当に心に来たのか、深海棲艦と化した如月を沈めるシーンもなしに帰ってきました。やるなら、心を鬼にして、とことんやって欲しいものです。ついてくる人は必ずいるんですから。

 

最後に

劇場版艦これを散々雑だ雑だと言っておきながら、結局ぼくの感想もかなり雑になってしまいました。恥ずかしい限りです。

こんなこと書いておいてあれですが、結構楽しんで観ていました。特に三川艦隊は良かったですね。イベント「決戦!鉄底海峡を抜けて!」が行われていた時期は、重巡洋艦古鷹や重巡洋艦加古はそれなりに人気がありましたが、重巡洋艦衣笠は本当に人気がなかったと記憶しています。改二が実装され人気が爆発しましたが、劇場版であんなに可愛い姿を古鷹や加古とともに観せてくれるとは、涙なくして見れません。

最後にアニメ、そして劇場版艦これを与えてくださった草川監督や花田大先生を代表とするスタッフの皆さんにありがとうと言いたいです。

 

過去記事と公式サイト

丁寧なようで雑な記事です。笑って下さい。

 

jkflipflopuding.hatenablog.jp

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アニメ及び劇場版の公式サイト

kancolle-anime.jp